企業に役立つマーケティングとマネジメントの話と、仕事でお会いした社長さんが発したありがたいお言葉と、私が中小企業診断士として取り組んでいる仕事のことを書き留めます。

2012年03月07日

旅館再生の実際

私は中小企業診断協会群馬県支部で
「企業再生研究会」の会員でありまして
先日、講師を勤めました。

『旅館再生計画と実際』というテーマで、
これまで私が計画策定に携わった宿泊業3件の事業が、
再生計画通りに再生したか否か、
宿泊業の再生に必要な要素は何かを私なりにまとめ、
お話しさせていただきました。
(守秘義務がありますので
 固有の情報は避け、特定できないようにお話しました)

結論 というか
かつて再生計画を作成支援した私の反省というか
再生協議会ルールの矛盾を申しまげます。

設備あっての宿泊業ですので、
他の業界に比べ借入金の多さと
その返済負担は、どちらの宿泊業も大変な訳で。

10年15年も経てば必ず古びて来ますし、
お客様に良い気分にひたっていただき、
ある一定以上の対価をいただくには
「施設」のバージョンアップ(あるいは保全・修理)
(設定したコンセプトに統一していく改修)
は必須だということです。

施設を数年間今のままで売上をあげるというプランは、
(「ヒト」の気持ちが乗らず、
 運営改善のモチベーションも上がらずなのか)
売上目標の達成率が低いです。

融資元の金融機関は、
右肩下がりに借入金が減る計画を作りたがりますが、
(私もその意向をくんで、そんな計画も作りましたが)
実際は、ぎざぎざと上がったり下がったりしながら、
徐々に減少させるものであると思いました。

また、宿泊業は「施設」のみ変えても上手くいきません。

ネット広告・販売の環境をしっかり整え、
料理を変えれば、変化がわかり易いので、
効果が出やすいです。が、

何と言っても「ヒト」でありまして、
それまでクチコミで接客や運営の悪さを指摘されていた宿は、
若き後継者など新たな経営人材を投入するか、
「ヒト」の「気持ち」を入れ替えるか、
いっそ「ヒト」を入れ替える。
そしてお客様の気持ちになって、
慣れた「やり方」を変える必要がありますね。

経営者が「自分も(参画して)作った計画」と思うか
「コンサルと金融機関が作った計画」と思うかで
実行結果が異なります。

当たり前と言えば、当たり前の結果ですが、
改めて「計画作成」の重要ポイントを確認できました。


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