企業に役立つマーケティングとマネジメントの話と、仕事でお会いした社長さんが発したありがたいお言葉と、私が中小企業診断士として取り組んでいる仕事のことを書き留めます。

2012年09月09日

買物弱者支援シンポジウムにて

8月28日に県の商政課主催の「買物弱者支援シンポジウム」で
アドバイザーを務めました。

4つの事例が、実に上手に、バランスよく、選ばれていたので、
これから取り組まれる団体の方々の参考になると思うので、
ここに、取組の概要・ポイントと
課題に対するアドバイスを書かせていただきます。

キーワードは『 』で囲みます。

事例①『町内会が主催』の取組
太田市八幡南区の町内会の方が、
駅前の大型スーパーが撤退したため、
町内の高齢者がカートを押して1時間以上も歩いて買物に行くのを見て、
週1回、朝市を開催したという、すばらしい!事例。
運営は『(団塊世代の)町内会役員と区民スタッフによる』
『完全ボランティア』
です。
『出店業者は地元農家と近隣商店』などです。
一角のカフェでのおしゃべりが、何とも楽しそう。
今後の課題は、町内役員後継者だそうです。

【アドバイス】
役員後継者候補は、今PTA活動をがんばっている若いお父さん達を、
さりげなく、巻き込むべし。
きっと、受け継いで行ってくれます。

事例②『商店街が主催』の取組
かごめ通り商店街の活性化として、
館林城があった頃の六斎市を復活させようと、
商店街の組合員が、本業とは異なるが、生鮮食品を仕入れて、
月2回、販売を開始している。
配達・御用聞き事業として、
1台のスクーターで、無料で家まで配達もしている(10~15件/日)
課題は、回数を増やしたいが、本業があり現状で目一杯。

【アドバイス】
六斎市(食品販売)の売上は15万円/日だが、
利益は、ほとんどないという事なので、
生鮮食品の仕入・販売は、専門業者を探し、
商店街組合としては、『御用聞き事業にこそ力を入れる』と良いと思います。

事例③『商工会主催』の取組
榛東村商工会が、
『榛東村の高齢者世帯対策(生活支援)事業を実施する団体として名乗りを上げた』。
よって事業費は村が出してくれた。
商工会会員企業から参加を募り、
「しんとう便利電話帳」を作成し、高齢世帯に配布した。
配達の際に、安否確認も行う。
課題は、電話帳に記載する情報のビジュアル化。

【アドバイス】
課題は、参加企業が商工会会員に限定されていること。
高齢者(消費者)が求めているモノを取り揃えられるよう
『商工会のコーディネート力』が重要。期待します。

事例④『民間小売業が主催』の取組
フレッセイが、『移動販売のバス』を設え、
MWS日高のデイサービス5か所を毎日巡回する。
デイサービス利用者のリハビリ目的が強いが、
周辺の一般住民も、顧客ターゲットである。
価格はスーパーと同じ。
冷蔵・冷凍庫を搭載し『燃料費負担大きい』
1日の売上を増やし、採算を取ることが課題。

【アドバイス】
民間企業としては、採算が重要であるが、
社会貢献するつもりで、取り組まれており、すばらしい。
巡回場所を試行し『高齢者の他にも様々な顧客を誘客』し、
予約販売や対事業販売などで、広げてほしいです。


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この記事へのコメント
「買物弱者支援シンポジウム」
お疲れ様でした。

群馬は車が運転できないと
生活ができませんものね。
こういった支援があると
嬉しいですよね。
Posted by HARUMI at 2012年10月05日 10:43
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買物弱者支援シンポジウムにて
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